DEMENTIA DISEASE CENTER認知症疾患医療センター

熊本発の認知症医療モデル「認知症疾患医療センター」とは

熊本県では、認知症の早期発見・診療体制の充実、医療と介護の連携強化、専門医療相談の充実を図ることを目的に、
「認知症疾患医療センター」として県内に11カ所の医療機関を設置いたしました。

海のみえるココロの病院の所在地地図

私たち熊本県認知症疾患医療センターは次のことを行っています。

  1. 専門医療相談
  2. 認知症であるかどうかの鑑別審査とそれに基づく初期対応
  3. 合併症・周辺症状への急性期対応
  4. 認知症治療に関する地域支援体制の構築

認知症外来、物忘れ外来

「最近物忘れをするようになった。」「近頃、性格が変わったような感じがするが、認知症の始まりなんだろうか?」「昼間は落ち着いているけれど、夜になると徘徊している」「認知症と診断を受けてしまったけれど、これからどうしていけばいいのだろう?」など認知症に関する様々なご相談に、担当窓口が相談内容に応じて対応しております。
物忘れ・認知症外来の受診相談・予約についてや認知症に関する悩みや心配事がありましたら、お気軽にお電話ください。

tel.0966-63-5196(月~金曜日/午前9:00~午後17:00)

レカネマブ(レケンビ®)フォローアップ外来開設のお知らせ

当院は、「レカネマブフォローアップ施設」として、投与開始から半年以上経た患者様へのレカネマブ投与が可能となりました。

  • 当院での初回投与はできません。
  • 初回投与希望される方は、水俣医療センターなどの「初回導入施設」にご紹介することが可能です。
    その場合は、当院「もの忘れ外来」を受診ください。

レカネマブ (レケンビ®)とは?

レカネマブ(レケンビ®)は「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)」と「アルツハイマー病による軽度の認知症」に対するお薬です。
レカネマブ (レケンビ®) は、アミロイドβと呼ばれるタンパク質を脳内から除去する新しい作用をもったアルツハイマー病の進行を遅らせるための薬剤で、認知機能の低下を緩やかにすることが期待されています。

レカネマブ(レケンビ®)治療の対象者は?

レカネマブ治療については、厚生労働省から「最適使用推進ガイドライン」が発出されており、確実な診断のもと、安全に投与できる病状や検査結果などを確認し、治療を行うよう定められています。
レカネマブの投与については、水俣医療センター等の「初回導入施設」において様々な検査や診察を受けていただき、一定の条件を満たす方のみが対象となります。結果によっては、患者さん自身やご家族が希望されても投与できない場合があります。
レカネマブ (レケンビ®) による治療は、2週間ごとの点滴注射となります。18ヶ月間にわたり、通院による治療と数ヶ月毎の評価がなされます。投与開始からの少なくとも6ヶ月間は「初回導入施設」で治療を行います。その後は「フォローアップ施設」である当院での投与が可能です。当院では水俣医療センターと協力し、この薬剤を安全に投与できる体制を整えております。